【就職氷河期！手に職をつけるべく未知の業界へ】就職活動

大学でアラビア語を習得（？）した私。
アラビア語を活かせる仕事に就けたらいいなぁ～なんて少しは考えていました。

ただ、留学時代には、女性であることの不利さを感じることが少なからずあり、中東地域で女性が働くのは、（もちろん働いてらっしゃる方もたくさんいます）男性と比べるとチャンスも減るし、私には快適に思えない気もしていました。

そして時代は「就職氷河期」
ただでさえ、就職活動が大変な時期でした。

男女平等といわれている世の中で、まさかとは思いましたが、面接で
「結婚したらどうしますか？やめるつもりですか？」
みたいなことを聞かれてびっくりすることもありました。

そこで私は、習得した語学を活かせるかどうかということはひとまず横において、
今後の自分の価値を上げられる、働くことで何かを習得していける仕事を探そう
と考えるようになりました。

 そうすれば、就職した会社からいつか離れることになっても、自分のスキルを武器に、どこでもやっていけると思ったんです。

 就職活動を続ける中で、気になる会社がありました。全くの畑違い、システム開発の会社です。当時の私はほぼパソコンに触ったこともない状態（！）、チャンスがあるとはあまり思えませんでした。

 でも、たしか説明会で、社長が
「これからは理系・文系に関係なく、頭の良い人材を集めたい」
「経験がなくてもちゃんとトレーニングするので大丈夫」
みたいなことを言っていたんです。

 それを聞いて、迷っていた気持ちもなんだかスッキリした私は
「プログラミング言語だって、言語は言語でしょ。
　英語もアラビア語もＣ言語もできたらすごいかもしんない！」

 と、あっさりシステムエンジニアへの道を選んだのでありました。